現場シートメーカーの横断幕は、6種類の中からお好きな仕様をお選びいただけますが、加工方法を大きく分けると4種類に分類出来ます。
生地の種類や用途、施工場所によってそれぞれに適切な加工を選ぶことで長持ちしたり、見栄えが良くなります。
今回は、そんな横断幕の加工方法について詳しくご紹介いたします。
横断幕の加工をどうするか悩まれている方は、こちらを見て参考にしてみてください。
周囲ロープ縫込みは、横断幕の周囲四辺の端にぐるりとロープを入れて縫製します。
ロープを入れる理由は、主に横断幕の「強度の向上」「ハトメの脱落予防」が挙げられます。
屋外で使用する幕は、風に煽られることで、端の部分から劣化が始まることが多いです。
横断幕はハトメ部分が取付用ロープで固定されているので、特に影響を受けやすい部分になります。
そこで、端にロープを縫いこむことで「生地」に「ロープ」の強度が加わり、ハトメが脱落しにくくなります。
横断幕で強度が重要視されるようなシーンでは、ほとんどの場合が「周囲ロープ縫込み」の加工が施されています。
また、ロープが入っていることで幕自体にハリやコシが生まれるため、設置時における緩みの予防にもなります。
フェンスや壁面、フレーム枠などにハトメで固定して使用される場合は必須の加工方法です。
周囲ロープなし縫製は、布生地の場合にお選びいただける仕様です。
布生地の周囲四辺を3つ折りにして縫製します。
折り返していますので端部分に厚みがうまれ、耐久性が向上し、ほつれにくくなります。
また、ロープを縫いこまないので、折り畳みがしやすく、コンパクトに持ち運びができます。
手に持つようなサイズの横断幕や、体育館など屋内に掲示する応援幕などにおすすめの加工です。
旗の仕様としても向いていて、強度を保ちながらもはためきやすくなります。
横断幕の上下の生地を折りたたんで、ミシンで筒状に縫製します。
ハトメで取り付けることが難しい場所に、上下にパイプや棒をセットし、紐を通して設置します。
袋の幅は、お手持ちのパイプなどの大きさに合わせて製作することができます。
また、パイプが芯材となることで、横断幕がよれにくくなります。
お店の軒先や壁面や、部屋の装飾など、屋内・屋外問わずご利用いただける加工です。
周囲四辺を縫製せず、カットして仕上げます。
ターポリンなどのビニール生地はカッターでカットします。
素材が基布をビニールでコーティングしている仕様のため、切りっぱなしでもほつれにくいのが特徴です。
布生地の場合は、熱で生地をカットします。これを「ヒートカット」と言います。
熱で生地を溶かしながら切る方法で、切り口がほつれにくくなります。
縫製をしないことで、縫製によって生まれるシワなどが気になりません。
屋内向けの用途に向いており、横断幕をテーブルクロスやタペストリーなどとして使用したい場合におすすめの加工です。
ハトメは、横断幕を設置する際に、紐を通すための穴を補強する部材です。
生地に穴だけをあけて紐を通すと、生地が紐に擦れ、簡単に破けてしまいます。
そこにハトメを打って補強することで、紐を通して設置しても生地が破けにくくなります。
ハトメには強度がありますが、生地との密着性を高めるために、補強をしてから取り付けます。
これにより、ハトメが生地から千切れることを防ぎ、より強固になります。
今回は、横断幕の加工方法について詳しくご紹介させていただきました。
使用環境や設置場所に合わせて加工方法を選んで、最適なオリジナル横断幕を作成することができます。
選べる仕様はご紹介したもので全てになりますが、上記にない加工がしたいという場合は、内容をお伺いいたしますので、一度お問い合わせください。
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